コラーゲンは、体内のたんぱく質の約1/3を占めていて、その構造の違いにより19種類以上のタイプ（型）があるといわれています。これらのタイプの異なるコラーゲンは、「I 型」「II 型」などのように、 ローマ数字を使って区別されていて、機能もそれぞれ異なります。
Ⅰ型コラーゲンは、体内で最も多く存在するコラーゲンで、皮膚や骨などに多く含まれていることから、美容機能をもつコラーゲンといえばⅠ型コラーゲンのことを指すといえます。
美容に大きく関与しているⅠ型コラーゲンは、プロテオグリカンや、ヒアルロン酸、エラスチンなどとともに、細胞外マトリックスを構成しています。皮膚を構成している細胞外マトリックスは、Ⅰ型コラーゲンを柱とした隔室のなかの細胞の周りをプロテオグリカン、ヒアルロン酸、エラスチンなどで覆うことで、細胞を守り、保持しています。
そして、これら細胞外マトリックスを構成しているⅠ型コラーゲンをはじめとする成分は、年齢とともに体内量が減少してしまいます。したがって、アンチエイジングのためには、これら成分を意識して補充することが必要といえます。
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